【旧枠モダン】キュモディアンスレッショルド

 FoFがモダンホライゾンに収録され「旧枠モダン終わったな」「破滅だよ」「虚無だよ」となっていたタイムラインが息を吹き替えしたのは間違いなく《敏捷なマングース/Nimble Mongoose》くんの収録が決まってからだと言える。

 僕自身も線の細い生物でぽこぽこ殴って勝つデッキが好きな人間なので旧枠モダンのカナディアンスレッショルド、略してキュモディアンスレッショルドを組んでみた。

 

  構築のスタートにおいてまず悩んだのは、いかにしてスレッショルドを達成するかだった。

 そもそもレガシーのカナスレとは大まかに言えば、デルバー&マングース&タルモ(最近はネメシスがやや主流か)を軽量ドローと軽量火力、目くらましなどのピッチスペル、そしてフェッチランドと不毛によって高速で墓地を肥やしつつバックアップして速やかに殴り切るデッキである。

 が、現状の旧枠モダンのカードプールで速やかに墓地を肥やしていくには軽量スペルが明らかに足りないと感じた。レガシーのカナスレと同じ動きを狙うとしたら。

 マングースくんが1ターン目に出てきても、相手の返しのタフネス2以上の生物でビタ止まりして成長させる間もなくブロッカーとしても使えずただ無防備に殴られていく。

 ようやくマングースくんが3/3になった頃には相手の場には天使やらギャンコマやら象トークンが並んでいる……そんな未来しか見えなかった。

 ならば、と発想の逆転を。

 マングースくんを「全体除去や高スタッツの生物へのカウンターを構えつつ出せる除去耐性持ちの軽量3点パンチャー」として見てやれば良いという発想に至った。

 つまりマングースくんを出すのは5ターン目以降が目安。それまではコントロールとして動き、盤面を捌き切った後にカウンターを構えつつ着地するマングースくん。

 戦闘以外で着地したスレッショルド達成済みのマングースくんに対処できるカードは旧枠モダン内では非常に少ない。何しろ旧枠モダンにて基準サイズとされる3/3というサイズであり、平成に置き去りにされてきた被覆というキーワード能力持ちである。おまけに旧枠モダンに「プロテクション(緑)」は5/26現在存在しない。

 出来上がったのが以下のリストだ。ちなみに構築時間は脳内で10分くらい。

 

【旧枠モダン】キュモディアンスレッショルド

クリーチャー:8
4:《敏捷なマングース/Nimble Mongoose》
4:《トゲ尾の雛/Spiketail Hatchling》

呪文:28
2:《燻し/Smother》
4:《禁制/Prohibit》
2:《悪魔の布告/Diabolic Edict》
2:《除外/Exclude》
2:《目録/Catalog》
4:《締めつける綱/Choking Tethers》
4:《嘘か真か/Fact or Fiction》
4:《選択/Opt》
4:《強迫/Duress》

土地:24
2:《島/Island》
2:《沼/Swamp》
2:《森/Forest》
2:《反射池/Reflecting Pool》
4:《汚染された三角州/Polluted Delta》
4:《ラノワールの荒原/Llanowar Wastes》
4:《ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast》
4:《地底の大河/Underground River》

サイドボード:15
1:《悪魔の布告/Diabolic Edict》
1:《緊急阻止/Flash Counter》
2:《反論/Gainsay》
2:《処刑/Execute》
2:《帰化/Naturalize》
2:《蔓延/Infest
2:《獣群の呼び声/Call of the Herd》
3:《トーモッドの墓所/Tormod's Crypt》

  マナカーブの頂点は《嘘か真か/Fact or Fiction》をおいて他にない。ただしFoFを4ターン目にキャストしハンドを補充してから5ターン目にマングースくんを着地させるという動きを目指す以上、土地24は外せなかった。

 ハンデス、軽量ドロー、軽量除去、軽量カウンター。同じく旧枠モダンリーガルになる《禁制/Prohibit》《除外/Exclude》《締めつける綱/Choking Tethers》《悪魔の布告/Diabolic Edict》たちも惜しみなく採用した。特に締めつける綱に関しては序盤に引いても終盤に引いても役立つということで躊躇なく4積みである。

 脇を固める生物には《トゲ尾の雛/Spiketail Hatchling》を採用した。魔力の乱れ内蔵生物であり序盤のテンポを取りつつマングースくんで殴り足りない2~3点を削ってくれる役割を持ってくれる。能動的に墓地に落ちることができるのも高ポイントである。

 色については本家カナスレと同じく青赤緑も考えたのだが、相手の妨害をしつつ能動的に墓地を肥やすという役割を考えるならば、稲妻やモグファナよりも強迫や布告の方が有力ではないかという個人的な考えである。

 青赤緑というカラーでのキュモディアンスレッショルドはまた別の有志に託そうと思う。

 サイドボードにおいて外せないと考えたのは《処刑/Execute》である。

 基準となる3/3を止められるタフネス4というサイズで現在主に使われている生物は圧倒的に白が多い。セラ天、稲妻天、堅牢隊……無論カウンターすれば良いのだが、カウンターをかいくぐって出てしまった生物に対処するには確実に除去できるカードが必要であり、そこでアドを失う要素はあってはならないと考えた。そこでキャントリップ付き白生物確定除去である《処刑/Execute》なのだ。プロ黒の白騎士もヴェクパラも気にしなくて良い。何故ならそいつらはマングースくんがそのまま乗り越えて行くからだ。

 《獣群の呼び声/Call of the Herd》のスロットに関しては良いパーツが見つからなかったため、ひとまずFoFで墓地に落ちても無駄にならない追加のクロックとして採用した。より良いサイドボード後の追加クロックが見つかればそれに替えるのが良いだろう。脳内構築時間は10分なんだ、許せ。

 

 ひとまず誰もが考えるであろうマングースを主軸に据えた旧枠モダンのカナスレ、キュモディアンスレッショルドの叩き台としてもらえれば幸いである。

【スタンダード】BO3青黒コン:《侵略の代償》はえらい

 すっかり出不精になって最近は自宅でアリーナばかりやってる。

 BO1で気楽に遊べるのいいよね、と最初は思っていたのだが、紙にガッツリ課金してる分、アリーナにはあまり課金しないでいると赤単か青単くらいしか組めなくてですね。

 シルバー帯くらいなら赤単でもたーのしーってできてたんですが、ゴールドに入るとエスパーやスゥルタイばっかで勝てんのですよ。《野茂み歩き/Wildgrowth Walker》とかいう赤単を絶望に追いやる汚物を許すな。

 で、手持ちのワイルドやドラフトをやって手に入れたレアで、今は青黒を使っています。エスパーの方が強いのはわかってるけどまだワイルドが足りない。アリーナ始めるの遅めだったのもあって2色土地が全然足りないのだ。

【スタンダード】BO3青黒コントロール

クリーチャー:5
3:《ボーラスの占い師/Augur of Bolas》
2:《永遠神ケフネト/God-Eternal Kefnet》

呪文:30
4:《選択/Opt》
2:《暴君の嘲笑/Tyrant's Scorn》
2:《喪心/Cast Down》
3:《ヴラスカの侮辱/Vraska's Contempt
1:《薬術師の眼識/Chemister's Insight》
2:《航路の作成/Chart a Course》
4:《思考消去/Thought Erasure》
3:《肉儀場の叫び/Cry of the Carnarium》
2:《侵略の代償/Toll of the Invasion》
2:《永遠神の投入/Enter the God-Eternals》
3:《覆いを割く者、ナーセット/Narset, Parter of Veils》
1:《人知を超えるもの、ウギン/Ugin, the Ineffable》
1:《戦慄衆の将軍、リリアナ/Liliana, Dreadhorde General》

土地:25
7:《島/Island》
7:《沼/Swamp》
1:《廃墟の地/Field of Ruin》
2:《爆発域/Blast Zone》
4:《水没した地下墓地/Drowned Catacomb》
4:《湿った墓/Watery Grave》

サイドボード:15
3:《正気泥棒/Thief of Sanity》
2:《渇望の時/Moment of Craving》
1:《喪心/Cast Down》
2:《否認/Negate》
1:《薬術師の眼識/Chemister's Insight》
3:《強迫/Duress》
2:《漂流自我/Unmoored Ego》
1:《廃墟の地/Field of Ruin》

 

 《永遠神ケフネト/God-Eternal Kefnet》はいいですね。プレビューで公開された時ほどは強い強いと言われなくなってますが、それでも青黒というカラーで文句なしのフィニッシャーとして働いてくれてます。

 エスパー憎しで青黒選んでる節もあるけど、やはり3マナテフェリーは許されませんね。5マナの方はさすがにもう「おー出てきたか侮辱撃ちこんだるわ」って境地に達せたんですがね。

 なのでハンデス多め。個人的に《侵略の代償/Toll of the Invasion》がお気に入り。ドラフトで使ってて感じたけどコモンの割にやたら強い。《貪欲なるネズミ/Ravenous Rats》を彷彿とさせるアドのとり方してくれる。

 具体的に言うと、ナーセットや占い師で拾えるしケフネトでしっかり軽くなる。トークンでPWを守るのはもちろん、《永遠神の投入/Enter the God-Eternals》を4点火力圏外にしたりもするし、エスパー相手だと相手が除去ってくることもないので2~3点は削ってくれるし、航路の作成のディスカードをなしにしてくれたりもする。現状のスタンで地上のトランプル持ちがいないのが追い風かなって。

 おすすめ。でも今流行りのエスパーには入らないのよねこれ。

 

 エスパー憎しって言ったけどエスパー自体は組んでやろうかなって思ってはいる。より正確に言うならエスパーミラーで負けないエスパー。アイデア自体はなくはないけどワイルドが足りないのじゃ。

 ワイルド足りない足りない言ってるけど、上の青黒も途中まではかなり安上がり仕様でやってました。

 土地→M10土地だけレアワイルド使用、湿った墓はしばらくの間ギルド門で代用。爆発域は運良くドラフトとシールドで出るまではなしのまま

 侮辱→途中までは2枚。《裏切りの対価/Price of Betrayal》で1枚ごまかしてた

 永遠神の投入→ドラフトで1枚無理やりピック。もう1枚はワイルド。2枚必須枠

 PW→ウギンもリリアナも必須枠なので躊躇なくワイルド使用

 ケフネト→1枚ワイルド使った

 正気泥棒→途中まで《プテラマンダー》。苦悩の末ワイルドで揃えた

 漂流自我→途中までアショクで代用

 こんな感じだった。

 

 あと赤単。色をタッチしない純正の赤単でもうちょっと上目指せないかなって思ってはいるんだけどなかなか難しいね。

【モダン】トリコロール

 GP横浜なんてなかった。

 5/1に晴れる屋大阪店でチームモダンがあるらしいので現在調整中。

 担当はトリコロール。

 クリーチャー:6
4:《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》
1:《修復の天使/Restoration Angel》
1:《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》

呪文:28
1:《外科的摘出/Surgical Extraction》
3:《稲妻/Lightning Bolt
2:《論理の結び目/Logic Knot》
4:《稲妻のらせん/Lightning Helix》
2:《謎めいた命令/Cryptic Command》
1:《祖先の幻視/Ancestral Vision
4:《選択/Opt》
4:《流刑への道/Path to Exile
1:《否認/Negate》
2:《至高の評決/Supreme Verdict》
1:《拘留の宝球/Detention Sphere
3:《ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominaria》

土地:26
1:《平地/Plains》
3:《島/Island》
1:《山/Mountain》
3:《廃墟の地/Field of Ruin》
1:《聖なる鋳造所/Sacred Foundry》
1:《氷河の城砦/Glacial Fortress
2:《硫黄の滝/Sulfur Falls》
2:《乾燥台地/Arid Mesa》
2:《蒸気孔/Steam Vents》
2:《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
2:《天界の列柱/Celestial Colonnade》
2:《神聖なる泉/Hallowed Fountain》
4:《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》

サイドボード:15
1:《イゼットの静電術師/Izzet Staticaster》
1:《黎明をもたらす者ライラ/Lyra Dawnbringer》
2:《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft》
1:《外科的摘出/Surgical Extraction》
1:《払拭/Dispel》
2:《天界の粛清/Celestial Purge》
2:《摩耗+損耗/Wear+Tear》
2:《否認/Negate》
2:《安らかなる眠り/Rest in Peace》
1:《石のような静寂/Stony Silence》

 青白の安定性を選ばず敢えてトリコロールにする理由が迷子。ヘリックス強いけどね。

【モダン】GP横浜デッキ考察:アブザン

 GP横浜のデッキをどうするか考え中。

 選べるデッキはいくつかあるけど、選ぶ条件として前提が3つほど。

 使い慣れてるデッキを、というのが第一。

 勝つまでに時間がかからないデッキを、というのが第二。

 デッキ相性でイージーウィンを発生させられる、というのが第三。

 となるとジャンドかトリコかブルームーンかなーってなるんだけども、候補にもうひとつ、アブザンも挙がってて。

 とりあえずドミトリー・ブタコフのやつをたたき台に。

 

  以下一人回ししての所感。

・残忍な剥ぎ取りがつよわい。構成上昂揚を達成しにくい上に攻撃通らないと仕事しないし結局アド稼がない。昂揚さえ達成すれば稲妻圏外になってチャンプブロック許さなくなるのは偉いけど

・↑でもそのためにミシュラのガラクタはあんまり入れたくない。タルモが5/6以上になりやすくなるのはいいけどスロットを3枚以上割くことになるのは好きじゃない

・ジャンドだと1ターン目ハンデス2ターン目タルモ3ターン目PW、って流れが一番強い動きだと思ってるけど、その動きをする構成じゃないので手に馴染みにくい

・軟泥が環境的に強い。でも生き残らせて稲妻圏外でキープしようとすると4マナ生物としてカウントしなきゃならないのが少し苦しい

・↑に関連して、なるべく緑マナを確保した土地の置き方をしたいのでミシュランと平地、沼がハンドに来るととても邪魔。平地は2枚目の寺院の庭な気がする

ミシュランのチョイスは強い。上と下を止められる2種類なので盤面固める力がある

・大正義未練ある魂。白を使う最大の理由の一つ。ジャンドじゃなくアブザンにしたい理由

・サイドの石のような静寂と秋の騎士の強さ。ジャンドのコラコマも好きだけどこの2枚だけはジャンドじゃ逆立ちしても勝てない魅力

【EDH】火想者ニヴ=ミゼット

 実は少し前まで、EDHというのを軽く見ていた。
 いや、正確に言うと見下していた。誤解を恐れず言うならば、だ。
 マジックというゲームにおいて、構築・リミテッドこそがプレイヤーの技量を測る物差しであり、それ以外のフォーマットやカジュアルフォーマットはプレイするに値しない、所詮はお遊びのフォーマット――そんな風にすら考えていた。
 しかしこの認識は実際のところ、EDHというゲームがどういうものか見たことがなかったのと、Twitterでよく見るEDHプレイヤーの奇行で偏見があったのとが原因だと今は思う。
 2月上旬。PT(ピーティー)旧枠モダンのために一時上京し、以前から一度足を運んでおきたいと思っていた晴れる屋トーナメントセンターを訪れた時のこと。
 友人に誘われたのもあり、軽くモダンなどを遊んでから、EDHをプレイしているのを小一時間眺めさせてもらった。
 ――面白い。
 何戦かを見終えた頃にはそういう認識に変わっていた。
 各自が用意したジェネラルの下、使いたいカードを使いたいように使い、好きなようにプレイし、時に理不尽に死ぬ。
 見せてもらったEDHデッキがおそらく非常に完成度の高いものだったのもあるのだろう。即死コンボをいかに早く決めるか、あるいは相手の即死コンボをいかに妨害し止めるか。
 実際にプレイしている側からすれば見えているものはまた全然違うのだろうが、外野から見ている分にはそのやり取りに面白さを感じた。
 そしてこう思った。
 自分も混ざりたい。
 デッキが欲しい。
 EDHをプレイしていたい。

 東京遠征を終え自宅に戻ると、すぐさま自分の使いたいジェネラルを購入していた。
 《火想者ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, the Firemind》。
 わざわざGPT版Foilを購入するという気合いの入りようである。ジェネラルに据えるにあたり、「Foil」「ギルドの透かし入り」「例のFTあり」の3点は妥協したくなかったのだ。
 ひと月ほどカード集めに奔走し、ひとまず現在はこういうリストを組み上げた。

ジェネラル:
《火想者ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, the Firemind》

クリーチャー:10
1:《魂光りの炎族/Soulbright Flamekin》
1:《発生器の召使い/Generator Servant》
1:《粗石の魔道士/Trinket Mage》
1:《幻の漂い/Drift of Phantasms》
1:《帝国の徴募兵/Imperial Recruiter》
1:《二人組の見張り番/Tandem Lookout》
1:《背信のオーガ/Treasonous Ogre》
1:《未来の大魔術師/Magus of the Future》
1:《真実の解体者、コジレック/Kozilek, Butcher of Truth》
1:《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》

呪文:59
1:《精神的つまづき/Mental Misstep》
1:《紅蓮破/Pyroblast》
1:《神秘の教示者/Mystical Tutor》
1:《目くらましの呪文/Dizzy Spell》
1:《発熱の儀式/Pyretic Ritual》
1:《対抗呪文/Counterspell》
1:《遅延/Delay》
1:《残響する真実/Echoing Truth》
1:《煮えたぎる歌/Seething Song》
1:《意志の力/Force of Will
1:《渦まく知識/Brainstorm
1:《炎の儀式/Rite of Flame》
1:《汚損破/Vandalblast》
1:《定業/Preordain》
1:《サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift》
1:《捨て身の儀式/Desperate Ritual》
1:《衝動/Impulse》
1:《予期/Anticipate》
1:《知識の渇望/Thirst for Knowledge》
1:《混沌のねじれ/Chaos Warp
1:《加工/Fabricate》
1:《時を越えた探索/Dig Through Time》
1:《思案/Ponder》
1:《信仰無き物あさり/Faithless Looting》
1:《Mystic Remora》
1:《好奇心/Curiosity》
1:《突沸の器/Vessel of Volatility》
1:《リスティックの研究/Rhystic Study》
1:《知恵の蛇の眼/Ophidian Eye》
1:《未来予知/Future Sight》
1:《精神力/Mind Over Matter》
1:《宝船の巡航/Treasure Cruise》
1:《魔力の墓所/Mana Crypt》
1:《金属モックス/Chrome Mox
1:《水蓮の花びら/Lotus Petal》
1:《太陽の指輪/Sol Ring》
1:《通電式キー/Voltaic Key》
1:《師範の占い独楽/Sensei's Divining Top》
1:《魔力の櫃/Mana Vault》
1:《速足のブーツ/Swiftfoot Boots》
1:《サファイアの大メダル/Sapphire Medallion》
1:《虹色のレンズ/Prismatic Lens》
1:《ルビーの大メダル/Ruby Medallion》
1:《覚醒の兜/Helm of Awakening》
1:《稲妻のすね当て/Lightning Greaves》
1:《友なる石/Fellwar Stone》
1:《イゼットの印鑑/Izzet Signet
1:《精神石/Mind Stone》
1:《寺院の鐘/Temple Bell》
1:《彩色の灯籠/Chromatic Lantern》
1:《ダークスティールの鋳塊/Darksteel Ingot》
1:《レイモスの心臓/Heart of Ramos》
1:《レイモスの眼/Eye of Ramos》
1:《連合の秘宝/Coalition Relic》
1:《スランの発電機/Thran Dynamo
1:《金粉の水蓮/Gilded Lotus》
1:《オパールのモックス/Mox Opal》
1:《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance》
1:《求道者テゼレット/Tezzeret the Seeker》

土地:30
7:《島/Island》
2:《山/Mountain》
1:《露天鉱床/Strip Mine》
1:《シヴの浅瀬/Shivan Reef》
1:《硫黄の滝/Sulfur Falls》
1:《統率の塔/Command Tower》
1:《古えの墳墓/Ancient Tomb》
1:《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
1:《蒸気孔/Steam Vents》
1:《魂の洞窟/Cavern of Souls》
1:《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
1:《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
1:《大瀑布/Cascading Cataracts》
1:《天啓の神殿/Temple of Epiphany
1:《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
1:《霧深い雨林/Misty Rainforest》
1:《トレイリア西部/Tolaria West》
1:《乾燥台地/Arid Mesa》
1:《Volcanic Island》
1:《滝の断崖/Cascade Bluffs》
1:《教議会の座席/Seat of the Synod》
1:《大焼炉/Great Furnace》
1:《ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel》

 マナ加速をして、パーツをサーチして、コンボを決める。
 ただそれだけをしたいがための構築である。
 だが自分が見て「自分もやりたい」と思ったEDHはこういうものだった。だからきっとこういう感じでいいのだろう。
 残念ながらまだ対人ではプレイできていない。
 少々暇ができたので、またショップに出向きマジックをプレイしに行こうと思っている。

【MF京都】旧モ・リースコントロール

 MF京都のサイドイベント旧枠モダンに持ち込んだのがこれ。

旧モ・リースコントロール

クリーチャー:12
4:《荊景学院の戦闘魔道士/Thornscape Battlemage》
2:《秘教の処罰者/Mystic Enforcer》
3:《なだれ乗り/Avalanche Riders》
3:《包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander》

呪文:23
4:《稲妻/Lightning Bolt
3:《神の怒り/Wrath of God》
2:《地震/Earthquake》
4:《不屈の自然/Rampant Growth
2:《焦熱の裁き/Fiery Justice》
4:《獣群の呼び声/Call of the Herd》
4:《精神石/Mind Stone》

土地:25
4:《平地/Plains》
4:《山/Mountain》
2:《森/Forest》
4:《樹上の村/Treetop Village》
2:《低木林地/Brushland》
1:《反射池/Reflecting Pool》
2:《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
4:《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
2:《カープルーザンの森/Karplusan Forest》

サイドボード:15
1:《荒廃の巨人/Desolation Giant》
2:《秘教の処罰者/Mystic Enforcer》
2:《陶片のフェニックス/Shard Phoenix
1:《トリスケリオン/Triskelion》
2:《天啓の光/Ray of Revelation》
1:《一掃/Scour》
1:《神の怒り/Wrath of God》
2:《聖なる場/Sacred Ground》
1:《焦熱の裁き/Fiery Justice》
2:《象牙の仮面/Ivory Mask》

 

 旧枠モダンにおいてメタなど考えるだけ無駄……というのは、旧枠であろうとモダンであることに変わりないので、結局のところ自分のやりたいことを相手に押し付ける展開ができるデッキが一番良いのではないかと考えた。

 前回2月にはドロマーカラーのコントロールを持ち込んだが、相手の展開に対して後手後手に回る形でプレイするのはやはり無理があるというのが印象として強く、やりたいことを相手に押し付けるフォーマットであるモダンでは常に厳しい戦いを強いられるのがパーミッション型のコントロールの宿業だと感じた。

 ならば。パーミッション型ではなくボードコントロール型のコントロールではどうか、というのが次の発想であり、そこで思い出したデッキが過去時のらせん~ローウィンにかけてのスタンダードに若干存在した赤緑白氷雪コントロールだった。

 《北方行/Into the North》、《占術の岩床/Scrying Sheets》、《調和/Harmonize》等を活用してハンドアドバンテージとマナを伸ばし、《神の怒り/Wrath of God》《焦熱の裁き/Fiery Justice》《ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite》で盤面をコントロールし勝つデッキである。

 参考:https://www.nicovideo.jp/watch/sm1460236

 これと同じコンセプトを目指し、マナクリで1→3の動きではなく、《不屈の自然/Rampant Growth》《精神石/Mind Stone》で2→4の動きをし、《なだれ乗り/Avalanche Riders》《秘教の処罰者/Mystic Enforcer》《神の怒り/Wrath of God》等の旧枠モダンで強い4マナ域のスペルを3ターン目に唱えて優位を握るデッキを組んだ結果が上記のリストである。

 実際この戦略はかなり上手くハマり、相手の土地2枚の片方を割りつつ2/2が速攻で殴ったり、《モグの歩哨/Mogg Sentry》《モグの下働き/Mogg Flunkies》《ゴブリンの戦長/Goblin Warchief》とドブン展開してきたゴブリンに対しラスでリセットという動きで対抗したりと、戦略としては非常に強力で安定したものであると結果を伴いつつ実感した。

 ただし重要な改善点として、旧枠モダンには《調和/Harmonize》にあたるカードが存在しないため、攻めきれないままの息切れやマナフラッドが非常につらく、長期戦になった際にアドバンテージを稼げる手段とマナフラッドの解消法が必要だとも感じた。

 特に主戦力となってくれるであろうと期待してメインサイドで4枚投入した《秘教の処罰者/Mystic Enforcer》がスレッショルドを全然達成してくれないというシーンが何度もあったため、軽くて墓地を肥やしやすいカードを増やすか、《秘教の処罰者/Mystic Enforcer》に代わる4マナ域の強力な戦力を探そうと今は考えている。飛んでくれなきゃ自分の《地震/Earthquake》に巻き込まれちゃうしね。

 改善したリストはまた追々書いていきます。

はてブを始めてしまいます

 旧枠モダンの不可解な魅力を知ってしまっておおよそ一年。

 2月のPT(ピーティー)と、先日のMF京都のサイドイベント2回に参加して。

 とうとう自分から旧枠モダンの情報を発信したくなってしまった。

 笑わば笑え。

 僻地和歌山にて一人旧枠モダンをこねこねと脳内で弄り回すのも限界なのですよ。

 旧枠モダンの魅力とかは今更自分がすることでもない気もするので、調整記とかアイデアメモとか、そういう用途で書こうかなと思ってます。

 DiaryNoteが廃れてしまってきているので、旧枠モダン以外の話もそのうちやります。

 ではひとまずこれにて。